会長あいさつ

1988年(昭和63年)に全国で初の臨床心理士が誕生し、1992年(平成4年)に青森県臨床心理士会が発足いたしました。当時は臨床心理学という言葉自体がマイナーでありましたが、臨床心理士の名前が知られるようになり、活躍の場も増え、阪神大震災や東日本大震災などの災害、犯罪被害、自殺や引きこもりの問題などが起きるたびに、こころのケアの重要性が取り上げられてきました。それに伴って、我々臨床心理士に求められる役割も重要となってきました。

平成は、臨床心理士たちによって、こころのケアの重要性が高められてきた時代といえるでしょう。同時に、心理職を国家資格とするべく、多様な方面での働きかけもなされてきました。

そういった先人たちの努力の結果として、平成の最後に産まれたのが、心理職における初の国家資格である、公認心理師です。

2019年に公認心理師が誕生し、当会も「青森県公認心理師・臨床心理士協会」と名称を変更して再出発いたしました。臨床技術は日々進歩し、社会情勢も刻々と変化していきますが、我々ができることは大きくは変わりません。臨床心理士も、公認心理師も、臨床現場においては目の前のクライエントのよりよい姿を目指すのみです。

公認心理師法の制定によって明確になったのは、多職種との連携についてです。当然、これまでも連携は重要視されてきましたが、その重要性がより増したといえるでしょう。

会員の皆さんは、自身のスキルアップに努めることはもちろんですが、仲間同士で切磋琢磨し、よりよい力を身に着けてもらうことを期待します。

臨床心理士だから、公認心理師だからという違いはありません。心理職として共に成長していきましょう。

令和2年5月吉日

青森県公認心理師・臨床心理士協会

会長 浅田 英輔